「生き辛さを支える」ソーシャルワーカーの相談室

自分の気付きと振り返り(13)

 
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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

日頃の仕事での気付きや、本やメディアなどの言葉で自分に引っかかった事を自分の言葉を追加して、備忘録的に書き留めます。

今回の言葉は「【察する】や【配慮】は対人援助職の専門スキル」というものです。

仕事をしていく中で様々な人と出会いますが、同じ仕事をしていくメンバーの中に、気が付くととても「配慮が出来る人」を見かけます。一般的に「気が利く人」「感じの良い人」という言葉で表される人の事ですが、対人援助職から見る「察する事が出来る人」「配慮が出来る人」というのは、様々な専門スキルを駆使していると言い換えることが出来ます。

まずは、「視野が広く見えている視点が多い」ということです。登場人物が多ければ多い程、誰が何を出来るのか把握しており、状況理解に長けていると言えます。

また、「先読みが出来る」ことで、次の行動に結び付けるパスを出しやすく、全体的な仕事の滞りがない状況を作ります。

更に、「雰囲気作りが上手」であり、対人コミュニケーションが上手で、感情のわだかまりが少ない話し方や接し方が出来るため、チームに安心感を与えてまとまりを作ります。

最後に、「自分の役割や内容をコントロールできる」ことで、一方では主体的に動く場面が多くなっても、もう一方では裏方に徹していくような場面も担える事で、チーム内のバランスを調整できる役割を果たすことが出来ます。

これらの「察する」「配慮」というものを分解して解釈していくと、とても凄い事を一瞬で判断してやっている事に気が付くのです。これに気が付くと、仕事において見かける「仕事がやりやすい人」「感じの良い人」とは、とても専門性が高い重要な人物なのだと改めて感じます。

この様に分析をすることで、他人に配慮を求めるのではなく、自分が対人援助の専門職として、様々な配慮が出来る「感じの良い人」になれるように、日々努力をしていくことこそが重要なのだと振り返りました。

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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

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