自分の気付きと振り返り(10)
この記事を書いている人 - WRITER -
現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。
中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。
また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。
様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。
また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。
日頃の仕事での気付きや、本やメディアなどの言葉で自分に引っかかった事を自分の言葉を追加して、備忘録的に書き留めます。
今回の言葉は「【願い】が【呪い】になる場合がある」というものです。
幼少期の「教育」や「躾」は、親が子供に対してちゃんと生きて行けるようにするための当たり前の行動だと考えられます。教育や躾は、社会で生きていくために、子供が不意に傷付かずに済むように、ある種の「鎧」を授けてくれるものだったのだと思います。これら親の思いの根底には、子供にしっかり育って欲しいという純粋な「願い」が含まれています。
教育や躾で自身が守られた時代を生きた子供は、大人になるにつれ、今度は自分自身を育てていく時期に移行します。その中で私たちは自然に、慣れ親しんだ(親に守られていた頃の)「昔の価値観」と、「今の価値観」をアップデートしながら生きていきます。「反抗期」と呼ばれるものは、アップデートの代表的なものかもしれません。
様々な要因が重なり、中には昔の価値観のままで生きている方も多くいらっしゃいます。現に私もその一人でした。成人してもなお、慣れ親しんだ昔の価値観が居心地良いため、その鎧から出るのが無意識に怖くなっていたのだと思います。
それこそ、親が子供に傷付かないように教育や躾で授けた守るための「鎧」が、大人になって自分自身を縛る「檻」のようになってしまった事を体験しました。皮肉にも、最初は全く悪意なく親から子供へ向けられた「願い」が、大人になって自分を縛る「呪い」にしてしまう事がある。この事に気が付けたことで、私はある意味で、ちゃんと自分で自身を育てていく「大人」としての一歩を踏み出せたような気がしました。
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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。
中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。
また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。
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