「生き辛さを支える」ソーシャルワーカーの相談室

自分の気付きと振り返り(42)「自分の感情を信じる」

 
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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

日頃の仕事での気付きや、本やメディアなどの言葉で自分に引っかかった事を自分の言葉を追加して、備忘録的に書き留めます。

今回の言葉は「自分の感情を信じる」というものです。

対人援助の仕事をしていると、様々な感情に出会います。喜怒哀楽様々な感情を向けられたり、触れるようになったり、自分の感情を知ったり、逆に感情や態度を商品として提供したり、多くの感情労働をしていきます。

特にソーシャルワーカーは、自分の感情や自分自身の価値観と向き合う「自己覚知」が多くありますので、自分自身の感情を客観視する事も仕事上多くなります。そうすると、クライアントの感情も、自分自身の感情も、どこか冷静に「事象」として捉えすぎたり、「感情の湧き起こる仕組み」を考えて分析しすぎてしまい、感情を自分の中でデータとして見て、何でもロジカルに捉えられるという感覚に陥ってしまう事があります。

私は感情を全てロジカルに理屈で整理できると思うあまり、最終的にとても感じが悪い相談員になっていた時代があります。この様な失敗をしてしまった背景には、自分に自信がなく、でもプライドは高く、自分の感情が信じられない事が要因にありました。

当時の自分は、「自分はこの人が苦手だけど、苦手を我慢して笑顔で対応しよう」「相手を怒らせないように優しく接しよう」「自分が我慢すれば大丈夫」「自分の感情は無視した方が仕事が出来る」というように、自身の感情に蓋をするやり方で、自分の感情的な弱さを出さずにスマートに仕事が出来るソーシャルワーカーを理想としたのが大きな失敗要因でした。今振り返ると「馬鹿だなあ」と素直に思います。

ソーシャルワーカーは、クライアントの感情を理解しようとし続ける事はもちろん大切ですが、同時にクライアントの「今の感情に触れる」ことも大切な仕事です。そして、感情に触れるという事は、自分がどう感じているかを言葉にして伝えるコミュニケーションが最も相手にとって分かりやすい方法でもあります。感情を扱うソーシャルワーカーは、もっと自分の感情を信じていいのではないかと私は思っています。このことが、クライアントも自分自身も信じていける一歩だと思います。

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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

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