自分の気付きと振り返り(43)「不安を感じたら立ち止まる」

日頃の仕事での気付きや、本やメディアなどの言葉で自分に引っかかった事を自分の言葉を追加して、備忘録的に書き留めます。
今回の言葉は「不安を感じたら立ち止まる」というものです。
これは私の先輩から仕事をする上で教えてもらった言葉の1つです。
ソーシャルワーカーはチームで仕事をしていきますが、一つのケースでソーシャルワーカーが二名体制でクライアントの担当をすることはあまり多くはありません。虐待対応などの困難事例や、危機介入のアプローチが必要な場合、クレーム対応等はその限りではありませんが、基本的に一つのケースに一人のソーシャルワーカーが責任をもって対応する事になります。
このように、クライアントを取り巻くチームの中で、同じ相談援助職のスタッフが居ないという場面が多いソーシャルワーカーは、自分が受け持つ責任も多く、何より新入職のスタッフほど、この状況に多くのプレッシャーを感じてしまいます。
不慣れだからこそ、一つ一つを丁寧に確認しながら進めて行く慎重さは、時にクライアントに対して「誠実さ」として見てもらえるようになります。そのため、私は新入職のソーシャルワーカーに必ず、「不安を感じたら立ち止まる」を思い出してほしいと伝えています。
一方でこの言葉は、慣れた頃の自分に対しても戒めの言葉として使っています。私は仕事に慣れてきたころ、自分の裁量が大きくなることで、業務スピードを優先したり、優先順位が曖昧になったり、大雑把に仕事をしてしまった部分がありました。心のどこかに一瞬不安が過るのですが「何とかなるだろう」「今は仕方が無い」という自分を守る言い訳が浮かび、業務を進めてしまいました。今思い出すと恥ずかしい限りですが、その当時はこの立ち振る舞いが「仕事をさばける自分に酔っている」状況でした。
自分の仕事ぶりを客観視する自分が育ってくると、自分本位で仕事をしていくと居心地の悪さを感じるようになります。この気づきで一度立ち止まれると、ソーシャルワーカーとしての立ち位置・ポジショニングが揺らいでいた事実も確認する事が出来ます。
これからも、新入職のソーシャルワーカーさんと一緒に、「不安を感じたら立ち止まる」という基礎を大切にしていきたいと振り返りました。