「生き辛さを支える」ソーシャルワーカーの相談室

自分の気付きと振り返り(6)

 
この記事を書いている人 - WRITER -
現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

日頃の仕事での気付きや、本やメディアなどの言葉で自分に引っかかった事を自分の言葉を追加して、備忘録的に書き留めます。

今回の言葉は「エピソードで人を巻き込む」というものです。

対人援助の仕事をしていく中で、様々なクライアントやその家族と出会い、それと同時に様々な支援者達とも出会います。特に支援者チームの構成メンバーが増えるほど、その中には技術はもとより、方向性や熱量がバラバラであることが往々にしてあります。むしろそれが当たり前という状況です。

そのような中に身を置き仕事をしていくと、全体的にバランスの悪い意思決定に陥る事や、様々な感情が飛び交い対応方法がまとまらなくなる場面もあります。チーム作りをしていく中で私が心がけているのは、意識的に面接場面で伺えたその人らしさが出るエピソードを掴み、それをメンバーと共有するという事です。

その人らしさが表れるエピソードには、それを聞いた受け手に、情報だけではなく「感情」を湧き起こすことが出来ます。この感情こそが、クライアントを中心に据える事をチームに意識させ、チームの方向性や熱量を共有させてくれるカギになると私は思っています。

人は感情の生き物です。物事を進めるための段取りと同時に、感情の段取りをつけるために、私はこれからも、エピソードで人を巻き込んできたいと思っています。そして、その大切なエピソードをクライアントから聞くことが出来る支援者でありたいと願っています。

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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

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