「生き辛さを支える」ソーシャルワーカーの相談室

自分の気付きと振り返り(86)「具体的な熱意に人は集まりだす」

 
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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

日頃の仕事での気付きや、本やメディアなどの言葉で自分の心に留まったもの、自分の振り返りの言葉などを取り上げて、備忘録的に書き留めます。

今回の言葉は「具体的な熱意に人は集まりだす」というものです。

ソーシャルワーカーという仕事をしていると、そのケース・場面事に様々なチームを作り、その中で活動することになります。様々な場面において、チーム作りの中で一番の問題になるのが「支援者の熱量と方向性が同じようにならない」という事だと私は思います。

様々な専門家が集まるチームですので、個々に見えている範囲視点、得意な分野、支援者としての思いや段取り、大切にしたい事や信念は、基本的にバラバラです。

そこで、私が心がけている事があります。それは「エピソードで人を巻き込む」ということです。具体的には、クライアントとその家族とコミュニケーションを取っていく中で話されたエピソードをから、その方々が大切にしている「価値観」「思い」「願い」が表れたものをチームで共有する事です。これにより、支援に携わるチーム全体の方向性がひとりよがりにならず、クライアントと家族の思いから外れない様にしていく事が出来るために効果的だと考えます。

しかし、単純にクライアントの言葉を共有するだけでは、チームの熱量は高まりません。クライアントの熱量をしっかりと言葉にする者の熱意が込められているかどうかが、最終的には人を集め巻き込む事が出来るのだと実感しています。

今回取り上げた「具体的な熱意に人は集まりだす」という言葉は、「エピソードで人を巻き込む」事を大切にしているソーシャルワーカーの背中を押してくれる言葉だと思います。

私達支援者の思う熱意が全ての人に伝わる訳ではありません。また、その熱量が100%伝わることも決してありません。ですが、その熱意を受け取った方が、感化されて、更に熱意が他の方へ伝播していく時の「伝わった」という感覚は、本当に心が震えます。

一人では何も出来ないソーシャルワーカーは、人と人の間に生まれる相互作用の中で仕事をします。知識だけでも、技術だけでも出来ない「人間の仕事」がこの現場にあるのだなと、改めて振り返りました。

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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

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