「生き辛さを支える」ソーシャルワーカーの相談室

自分の気付きと振り返り(2)

 
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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

日頃の仕事での気付きや、本やメディアなどの言葉で自分に引っかかった事を自分の言葉を追加して、備忘録的に書き留めます。

今回の言葉は「【直観】は高速のロジカルシンキング」というものです。

 

対人援助職として仕事をしていく上では、意識的に自分の思考や気持ち、クライアントをアセスメントした内容を言語化していきます。言語化する事で、自身の思考を整理して、クライアントとそれを取り巻く状況を整理していきますが、不意に段取りよく考えていない中でも、感覚的に、または無意識的に言語化や思考の段取りを飛び超えて、「理解出来た感覚」に至る事があります。

以前は、その感覚に至っても、その感覚を信じきれない自分が居ました。そのため、その理解できたと思った部分をいったん置いておき、慣れ親しんだ自身の思考の枠組みや理解できるベースの考えに落とし込み、言語化したり、思考を巡らせたり、いつものアセスメントをしていきます。すると、直観的に思い至った理解の内容と結果的に変わらない部分がありました。もちろん時間をかけて言語化してアセスメントした内容が、よりクライアントを理解できる解像度が高い事は言うまでもありませんが、直観で行き着いた答えも、60%から70%の解像度で、一瞬で至っていたことがありました。

この経験から、私は「自分の直感」は「単なる思い付きや思い込み」と捨て去ることが、もったいないなと感じるようになりました。今では、自分の直感も思考と同じように信じてみようと思い、直観から紐解いてみる事も取り入れる事をしています。

このような経験があった中で、今回の言葉である「【直観】は高速のロジカルシンキング」というフレーズは、今の自分にすんなり入る言葉だったのだと感じました。また、「直観」は単なる「あてずっぽう」や「思い付き」とは違う、多くの意思決定を積み重ねた意識的で分析的な判断の蓄積から無意識的に素早く行う行動であると捉える事が出来ます。

仕事をしていく中で、以前先輩から「自分の対応を信じて行動して、後付けでいいから理由を説明できるように」と言われていたことを思い出しました。この言葉とも結びくのだと改めて感じています。

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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

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