「生き辛さを支える」ソーシャルワーカーの相談室

自分の気付きと振り返り(90)「思いの温度差を埋める」

 
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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

日頃の仕事での気付きや、本やメディアなどの言葉で自分の心に留まったもの、自分の振り返りの言葉などを取り上げて、備忘録的に書き留めます。

今回の言葉は「思いの温度差を埋める」というものです。

対人援助職の仕事をしていると、様々な支援者達とチームを組みます。対象となる本人とキーパーソンの思いや考えを伺い、その中でどのような方向性でチームが動いていくか話し合われます。方向性を合わせていく作業はとても大切です。それが嚙み合わないと、何を目標に動いてよいか分からなくなってしまいます。それと同時に、私はチームメンバー達の「思いの温度差を埋める」事も非常に重要だと思います。

ソーシャルワーカーは、人と人の関係性の中で仕事をする専門職です。チームメンバーの力が発揮できる土壌を作ることも仕事の1つです。クライアントに対して熱心で前向きなメンバーがいる一方で、言われたことをやる以外は、あまり関心を寄せないメンバーも中には居ます。この思いの温度差が埋まらずにいると、最終的には「足並みが揃わない」という状況が生まれます。これではやはりもったいないと私は感じてしまいます。

人が集まれば、その人分だけの価値観や信念、考え方や働き方のスタンスなどにより、方向性の不一致や、思いの温度差が生まれるのは当然にあります。だからこそ、限られた時間の中で、所属組織も違う各専門職が集められた場合、これらの差が完全に無くなる事は滅多にありません。差がある事を理解した上で、それでものその差が近づくように、埋まるようにしていきたいのです。

思いの温度差を埋めるための行動としては、やはり対象となるクライアントやそのキーパーソンの「エピソード(物語)」を引き出し、共有する事だと思います。引き出したエピソードが各メンバーに想像出来るように伝える力も必要です。対人援助職として、ナラティブアプローチ(相手の語る「物語(narrative)」を通して解決法を見出していく手法)は大切な方法ですが、支援者間の思いの温度差を埋める為にも重要なアプローチなのだと改めて振り返りました。

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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

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