「生き辛さを支える」ソーシャルワーカーの相談室

自分の気付きと振り返り(108)「不穏な職員は不安な職員」

 
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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

日頃の仕事での気付きや、本やメディアなどの言葉で自分の心に留まったもの、自分の振り返りの言葉などを取り上げて、備忘録的に書き留めます。

今回の言葉は「不穏な職員は不安な職員」というものです。

仕事をしていく中で、スタッフの言動や接遇や対応を目にして「大丈夫なのかな?」と思う人はいませんか?実際に私が目にしている例を挙げてみます。

[気になるスタッフの言動や接遇や対応]

・クライエントの対応をしている時は表情が明るいが、対応が終わると顔つきが暗くなる。

・いつもバタバタと足音を立てて、周囲の環境に配慮せず行動する。

・落ち着きがなくケアレスミスが増える。

・ネガティブな独り言を言う。

・クライアントに会う時間が極端に少なくなる。など

これらは一例ですが、まだまだ現場では沢山見かけると思います。この様なスタッフは、直接的なアクシデントに繋がる予兆があると私は感じているので、総合的に見て「不穏な職員」と表現して良いのかなと思います。

この不穏な職員さんに対して、最初私は「大丈夫ですか?」と声をかけていました。そうするとすべからく相手は「大丈夫です」と返答してしまいます。この聞き方では、安易に相手の「大丈夫」という言葉だけの返答を引き出してしまい、相手の気持ちは引き出せません。

このような中で、本日の言葉である「不穏な職員は不安な職員」という言葉に出会いました。この言葉で不穏な職員の状況や環境や業務を考えると、背景を私も想像しやすくなりました。私から見て不穏な職員として目に映るスタッフは、働いている中で「心理的安全性」が担保されていないから、不安が増強されて、結果的に不穏になっているのだと言語化出来ました。

対人援助職として、クライエントの環境のアセスメントは日常的に行いますが、同じく働くスタッフのアセスメントもしっかり行わないと、結果的にクライエントへのリスクに繋がります。私も含め、日々対人援助職の現場は、時間がなく余裕のない環境に身を置いています。そのような中でも、スタッフの心理的安全性の確保はクライエントへのアクシデントを防ぎ、クライエントの不穏を誘発する事が少なくなり、顧客満足度が高くなる取り組みだと考えれば、対応の優先順位は上がっていくと理解出来ます。

今の私は、不穏な職員を目にしたら、チョコやクッキーなどの小さくてすぐ消える個包装のお菓子を渡しながら「ちょっと疲れているように見えますが、どうされました?」「もしよかったら、ちょこっと話していきませんか?」と声をかけるようにしています。

これからも会話の糸口を見つけ、スタッフが自ら感情や状況を言語化出来るように促し、自分が周りからどう映っているかという客観的視点の感覚を思い出してもらい、心理的安全性を少しでも補えるように、「ちょっこっと」の声かけを続けて行こうと振り返りました。

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