「生き辛さを支える」ソーシャルワーカーの相談室
皆様はじめまして。この度ソーシャルワーカーとしてブログを開設をさせていただきました「ゆき」と申します。このブログを始めたきっかけは、私がソーシャルワーカーとして仕事をしていく中で出会った様々な出来事や経験の中で、もっと世間の方に「ソーシャルワーカーを活用してもらいたい」と思ったことがきっかけになっています。
皆様が暮らしていく中で「生き辛い」と感じた経験はありませんか?
私は仕事柄、生活に困窮している方、育児や介護問題で疲弊している方、病気を抱え療養生活を送っている方、虐待・DVの被害を受けている方、いじめ・不登校で悩む方など、ここでは上げきれないほどの「生き辛さ」に直面した方々のお話を聞かせていただいています。お話を伺う中から、相談に来ていただいた方の大切な思いに触れ、その方自身の強さを見つけ、言語化し、それぞれに合った具体的な社会資源と結びつけることで、解決の糸口に繋がる場合も多くあります。ソーシャルワーカーはこのような相談援助と、様々なネットワークを駆使して社会資源を結び付けることが仕事の根幹になります。
昨今のニュースでは、今まで水面下にあった問題が顕在化し、社会問題として取り沙汰されるケースが多くなりました。凄惨な出来事も多く、介護問題を例に挙げれば、親を子供が殺す事件も少なくない状況です。この様な大きな事件の発端は、間違いなく私たちの「日頃の暮らし」に点在しています。その日常の困りごとがきっかけとして表れる「生き辛さ」の芽は、放って置くとどんどん大きくなって、気が付くと自分だけでは向き合うことが出来なかったり、立ち向かう力が既に無くなってしまっていることが多くなるのだと体感しています。
皆様の感じる「生き辛さ」の様々な感覚を、どうぞ大切にしていただきたいのです。そして、その感覚や思いを自分だけでしまい込まず、「上手に他者に頼る」ことも、生きる上では大切な強さになっているのだと感じています。私たちを取り巻く生き辛さの中には、様々な社会資源を結び付ける事で、事前に対応方法が見つかる事柄だったり、問題を小さくすることが可能な場合があります。その相談の窓口の1つが「ソーシャルワーカー」であると私は考えています。
ソーシャルワーカーは「社会福祉士」という国家資格を取得し、様々な場所で業務を行っています。代表的な所では、市役所・病院・介護施設・地域包括支援センターなどです。他にも皆様の暮らしの中にソーシャルワーカーは存在しています。是非ソーシャルワーカーを上手に利用して、一緒に生き辛さに向き合ってみませんか?
このブログでは、私がソーシャルワーカーとして経験してきたことを記事にして、それを少しでも皆様にご覧いただくことで、生き辛さと向き合うヒントや解決策が得られれば嬉しいと考えました。今後も様々なヒントに繋がる記事をソーシャルワーカーの目線で書いていこうと思います。どうぞご活用ください。
それでは、「生き辛さを支える」ソーシャルワーカーの相談室を開設させていただきます。今後とも宜しくお願い致します。