自分の気付きと振り返り(116)「本屋は自分のアルゴリズムを無視してくれる場所」
日頃の仕事での気付きや、本やメディアなどの言葉で自分の心に留まったもの、自分の振り返りの言葉などを取り上げて、備忘録的に書き留めます。
今回の言葉は「本屋は自分のアルゴリズムを無視してくれる場所」というものです。

皆様は、本屋さんに足を運ぶことがありますか?私は時々無性に行きたくなります。色々な話題本のコーナーや、ジャンル別のおすすめのコーナーがあり、本の装丁にも目を引きます。書店員さんのPOPも面白いです。
私は、最初にネット上から話題になった本を押さえておき、実際に本屋さん行って手に取って斜め読みするようにしています。実際に読むと、思っていたような気付きや面白さの時もあれば、今の自分には早いかなという時もあります。また非常に評価が高かったものでも自分に合わないなと思う時も、もちろんあります。また、探しに行った本の隣に置いてあった本を手に取ってみたら面白い、という体験も沢山あります。
本屋さんに行くという行為が好きなのは、様々なエンタメ要素と知識欲が満たせるのと、意外な発見性があるから私は好きなんだなあと、ぼんやり感じていました。そのような中で今回のタイトルとなった「本屋は自分のアルゴリズムを無視してくれる場所」という言葉に出会い、「確かにその通り」と腑に落ちたのを感じました。
多くのSNSやインターネットサービスは、閲覧者がどのような属性で何を好み、瞬時に関連付けて次から次へ好きな要素を含むものを提案し続けてくれます。多くの情報から、閲覧者である私に対して「好み」を推し量り選び、順位付けて表示内容を決める「アルゴリズム」は、時にものすごく便利なのですが、最近はそれに捕らわれ、縛られている感覚もあります。便利なはずが不便を感じるというジレンマです。
本屋さんは、自分にカスタマイズされたアルゴリズムはありません。何を選び取るか取捨選択に五感も使い、自分で選び取れている感覚がちゃんとあり、自分の思考の枠組みから外れた面白さも味わえる。この体験が好きで、私は本屋さんに足を運ぶのだなあと言語化できました。