「生き辛さを支える」ソーシャルワーカーの相談室

本の感想(1)

 
この記事を書いている人 - WRITER -
現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

~『脳科学者の母が認知症になる』を読んで~

・感情は知性であり(EQ)、感情は対処能力である。
・一つの出来事に、どのくらい多くの感情を感じる事ができるか。これがこの世を生き抜く知性の1つ。
・認知症により記憶や認知機能の変化は、その人らしさを、失わせてしまう側面はある。ただ、その人らしさを形作るのは、決して認知機能の作る「その人らしさ」だけではなく、感情の作る「その人らしさ」もある。

上記内容から、今の私の感想は以下の通り。
【感想】
・認知症の対象者のことを、「できない人」で終わらせないようにするキーワードの一つが、感情。その感情の機微と変化から、この人が何を大事に生きていたか、どのような人なのかを紐解く。
・感情は、人を知るための根拠であり、感情から私達は対象者を、知り直していける。
・脳科学的にいえば、感情を豊かに出来る暮らし方は、認知症になっても最後まで大脳皮質を刺激し続ける。
・認知機能が衰えたからこそ、毎日新しい感情を感じていける。「その人らしさ」が感情として蓄積され、今もこれからも反応し続けてくれる。
・脳の不思議と可能性は、感情がキーワードの部分があることに、望みもあるのではないか。

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現在は医療機関で医療ソーシャルワーカーとして10年以上働いていおります。相談援助職の国家資格である「社会福祉士」の資格を持ち、介護保険制度のプロである「介護支援専門員」の資格も生かし、医療と福祉の両面で、生活すること、生きること、暮らすことのお手伝いを行っています。 中々人に言い辛い「お金にまつわること」を始めとすることや「社会保障制度」の活用の仕方や、「介護サービスのこと」「病院の選び方」に関わるアドバイスが可能です。 また「医師・看護師とのコミュニケーションの取り方」で中々自分の言いたいことが伝わらない一方通行な言われ方・やり取りをした経験はありませんか?医療職種の考え方・言葉の中に何が含まれているのか、紐解くお手伝いも得意です。 様々な公的制度や対人コミュニケーションを円滑にするポイントを探し、暮らしのお手伝いになれる「相談員」としてご活用ください。 また、気軽に趣味の投稿も備忘録として増やしていきます。

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