自分の気付きと振り返り(118)「仕事の引き算は待つこと」
日頃の仕事での気付きや、本やメディアなどの言葉で自分の心に留まったもの、自分の振り返りの言葉などを取り上げて、備忘録的に書き留めます。
今回の言葉は「仕事の引き算は待つこと」というものです。

仕事をしていると、相手の事をつい待てないで行動に移したり、相手の反応が遅いとついかぶせて話をし過ぎたりしてしまう事があります。皆様も少なからず経験があるのではないでしょうか?
昔の私は、特に人を教える状況にある時に、先に挙げた様な待てない状況になってしまっていました。今では待てなかった過去の私に対して、何で待てなかったのか理由を付けることが出来てきました。列記したいと思います。
〈待てなかった私の理由〉
・「自分のモノサシ(価値観)」で、自分と相手を比較し過ぎている
・自分が大切にしていることや伝えたいことが言語化出来たので相手に伝えたいという思いが強くなっている
・相手が分かってくれるはずだと「勝手な期待」をし過ぎている
・相手が今見えていない部分が自分にはありありと「見えている」状態のため、相手が分からないことがもどかしくなってしまう
・自分にとって伝える流れや段取り上の「よい区切り」に落とし込んで話をしたいと思ってしまう
このような状態になっていることが、待てなかった要因だと今は振り返っています。これは相談者やクライエント、関係するチームメンバーとのやりとりでも、同じことが言えるのだと思います。今の私は、言いたくなった時に、目の前の人が「自分自身で解決するための時間」なのか、「迷い・悩んでいる時間」なのかをアセスメントし、必要なタイミングと温度感で伝えられるように意識をしています。
様々な「人」の力を結びつけ、自分とは違う価値観や考えを持っている多職種と一緒に仕事をする私たちは、時に信念が対立することは出てきます。しかし、正面からぶつかるだけでは解決しないことも多く経験してきました。そして、何事もやりすぎないようにする「引き算」が必要であると思い知らされました。この仕事をしていると、「仕事の引き算は待つこと」なのだなあと改めて振り返りました。